印鑑の種類・印材・書体・サイズについて詳しく解説致します。
印鑑の種類
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実印
印鑑登録を必要として、法律上の権利や義務を従う重要な印鑑
自動車の契約、マンション・住宅の売買、遺産相続、保険金の受領、公正証書など法律上、とりわけ重要な場面で使用します。
印鑑登録は地方条例ですので、市町村によって内容に誤差がありますが、基本的には下記の5つの条件を満たしている必要があります。- 住民登録と同じ氏名のもの
- 印面の直径が8㎜以上25㎜以内の大きさ
- ゴム、プラスチック、石材などの変形しやすいもの、欠けやすいものは不可
- 特殊な書体で判読しにくいもの
- 三文判といわれる既製品
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銀行印
金融機関との取引に使用する印鑑。
口座の開設や、預貯金の出し入れ、口座引き落としの手続きに使用します。 -
認印
日常的に最も使用頻度の高い印鑑
宅配便の受領、回覧板の捺印、アパートの契約、出勤簿など幅広い用途があります。
印材について
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象牙
品格、質感、耐久性、耐摩耗性が高く、印材の中でも最高の素材といわれています。ワシントン条約にて規制されているため、現在流通しているものは、輸入禁止以前の在庫か、数年に一度合法的に数量限定で解禁される際に輸入したもので、当店の象牙にはすべて標章(認定シール)がつております。
(象牙製造者は適正に入手されたと認められた象牙から製造された製品の認定申請を行い、その旨の認定を受け、標章(認定シール)の交付を受けることができ、標章(認定シール)は、適正に入手された象牙から製造された製品である証となります。) -
牛角
牛の角で、あめ色の物や、黄色、鼠色、白色の物など産地によってその色合いが違う。現在、輸入量が激減しており、黒や茶の混ざり気のない純白の印材は特に希少価値があります。
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黒水牛
粘りのある強さと、耐久性は印材としてもすぐれ、黒い艶のある美しさが特徴です。一本の角から一本しか取れない非常に希少なものです。
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柘植
天然木材の中で、唯一古くから柘細工として日常的に使われてきた素材。木の中ではもっとも繊維が詰まっているので、印材に最適。
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チタン
近年最も人気のある素材です。耐久性、耐食性、耐熱性に優れており、適度な重量もあり、きれいな印影を捺印することができ、印鑑に最も適した材料ともいえます。重厚感のある質感から、男性に人気です。
書体について
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篆書体
漢字の基本。典雅、流麗にして重厚、風格のある印影です。実印におすすめです。
実印におすすめ!
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吉相体
篆書を基礎にして意匠化したもの。縁起の良い書体とされるため、法人の代表印に人気です。枠に文字が接する為、欠けにくい。
法人印におすすめ!
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古印体
隷書をもとに、丸みと、虫食いのようなデザインを加えた書体。大和古印の伝統を受け継ついだ日本独自の書体
認印におすすめ!
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隷書体
秦の時代に作られた実用書体。篆書を簡略化して直線的にしたもので、バランスが良い上品な書体。
ちなみに日本紙幣の書体は隷書体です。銀行印におすすめ!
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行書体
楷書をくずして書きやすくした書体。柔らかい印象のため、女性に人気です。
女性におすすめ!
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楷書体
日常用いている、最もなじみの深い書体。認印に向いています。
認印におすすめ!
サイズについて
印鑑のサイズは好みにもよりますが、基本的に当店では下記のサイズをおすすめしています。
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女性 認印10.5mm
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男性 認印12mm
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女性 銀行印12mm
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男性 銀行印13.5mm
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女性 実印15mm
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男性 実印16.5mm