はんこのいろいろ~法人用角印編~
今回は法人用角印(=会社印)のサイズについてお伝えして参ります。
法人用角印は、法人用実印よりやや大きめで、企業、団体名を四角の印材に彫刻したはんこです。
角印は代表者印(丸枠の判)と併せて使用し、見積書、注文書などの社外文書の他、稟議書などの、社内文書に
捺印するものとなります。またの名を社印とも呼ばれます。
会社としての書類(納品書、請求書、領収書など)に担当部署印、担当者印と併用して捺印する事で
企業間取引をより厳格に、一部署、一個人のみに決済をさせない等、社格を高める効力を持っています。
法人用角印は、公的機関に登録・届出をすることはありませんが、押印権限者を限定し、
日常取引の際、会社の意思を表示するものとして使用します。認印と似た使用方法となります。
※登録の規定では認印との併用も可能ですが、紛失や盗難など万一の事を考え、
個人のはんこと同じく、区別してご使用することをお薦めしております。
※使用者も社内の不特定多数となりますので強度の高いチタン印材などが重宝されます。
当店では【法人用角印】の場合21mm角サイズをご提案いたしております。
この場合、その組織の正式名称を配字します。
基本的には縦書きで右から左に改行しながら字入れして参ります。
縦横のバランスを考慮し、末尾に「印」、「之印」などを、文字数を合わせる
ために配字することが多くございます。
そのため、法人用角印は21mm角が最適だと存じます。
法人用印判の書体は印材の形状にあわせて選ばれることをお奨めしております。
上部写真のように、くびれて探り(丸い突起)のついた印材(天丸と呼びます)の場合は
下の篆書体が宜しいかと存じます。また、今回角印でのご使用のため、より一般的に
わかりやすい(読み易い)書体が業務に差し支えなく使い分けができると存じます。
その場合は隷書体も雰囲気(日本銀行券などお札の漢字書体には隷書体が使用されています)がありお勧めでございます。
書体については、別の機会に詳しく綴って参ります。
(つづく)
次回は、はんこのいろいろ~法人用割印編~を書いてみたいと存じます。
今後ともアートマンはんわを何卒よろしくお願いいたします。
平野 太治
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