はんこを上手く捺す方法。2つのコツ編
はんこを捺して擦れたり、印影が上手く写らないと少し残念な気持ちになりますよね。
でも、はんこを捺す事ってあまりないので、慣れていなくて当然といえば当然です。
そこで、はんこを上手に捺す”コツ”を書き記してみたいと思います。
まず、気をつけたいのは朱肉です。朱肉の状態が良好であれば8割方は上手く捺せます!
捺印に自信のない方には少し濃い発色の朱肉をお勧めいたします。種類によっては薄い発色のタイプもあり、上手く捺せても
印影が薄いため、擦れて見えることがあります。
よく失敗する捺し方の代表は「剛力捺し」です。判を一度にギュ-っと朱肉に捺し付けそのまま紙ドン。
印影は文字が太ったり滲むか、ムラになりやすいです。
また、面底にまで染料が着いてしまうと印材に染み込みシミとなりますし、目詰まりを起します。
これが繰り返されるとゴミ、ホコリと一緒に固まり鮮明に捺印し辛くなります。
そして、これでもかと「剛力捺し」を繰り返すという悪循環になってしまいます。
朱肉の染料を印面に満遍なく載せるために軽くトントンと5回程度授印します。
そして、一度印面を確認してください。←ココがポイント1です!
染料が均一に載っていることを確認して(載っていない場合はさらに2、3回トントンして確認ください。また、朱肉も同じ位置ばかりでトントンしないように気をつけましょう。←ココがポイント2です!)、上から真っ直ぐに捺印しましょう。
ここでも判をきれいに捺そうとグリグリ円を描くように捺す方を御見受けします。
そうすると、印影がズレて二重になってしまったり、用紙に必要以上のシワがついてしまいます。
もちろん、印面の枠部分にも負荷がかかるためこの捺し方で永年使用されていると、端が磨り減って写り難くなってきたり、ひどい場合には枠が欠けたりすることも少なくありません。
気に入った唯一無二のはんこをずっと使っていただけるように少しだけ意識して捺して頂けたらと存じます。かしこ
次回は続・印鑑の上手な捺し方について少し書いてみようと思います。
今後ともアートマンはんわを何卒よろしくお願いいたします。
店長 平野 太治
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